高さ可変のソーホース

スライド丸のこで最初にカットしたのは、自身の作業台でしたが、
最初に作ったのがこれです。

高さ調整式の馬
海外では「ソーホース(Sawhorse)」と云われますが日本では「ウマ」と呼ばれます。
高さを調整できる構造にしました。

使ったパーツは

  • ソーホースブラケット(前回の余り)
  • 2×4・6F / 3本
  • 1×4・6F / 1本
  • 3/8インチボルト・ナット / 4本
  • ノブスターM10 / 2個

3/8インチボルトは手元に余っていた150mmの物を長すぎない適当な長さにカットして使ってます。
ノブスターM10は、HCに行けば八幡ねじが販売している「フィットノブ(チェンジノブ)」と言うものが売られていますが、
使用するボルトが必要寸法より10mmも長いものが必要になり、
長いものを使っている分ノブの分厚さが握りにくい厚さになってしまいます。
それからHCで店頭にあるのは青いキャップばかりなのが嫌だったので
MonotaROで売っている「PBのノブスター」を使用しています。
MonotaROのものは今回使ったM10用になると必要寸法+6mmで大きく変わらないかもしれませんが、M6用なら+3.5mmで済むので、使う場所によってはノブだけが飛び出すといった間抜けな見た目にならずに済みます。
あと、やっぱりネット通販なので価格が安いのも魅力です。
送料無料の調整用に追加で買ったりしてます。

そんな感じで倉庫内をウロウロして取り揃えた材料たちを
2×4は
・630mm x 4本(ソーホース用の足)
・580mm x 2本(横向きの受け・上下用)
1×4は
・400mm x 4本(高さ調整用の縦材?)
にカット。

1×4に適当な間隔で穴を開けます。
今回はなぜか?1インチ間隔で穴を開けてました。穴径はボルトに合わせて3/8インチです。
・・・あ・・・ボルトがインチサイズって事で1インチ間隔で穴開けてたのか!
ほんとに適当ですね^^;

それから横向きの受け2本にも穴を開けました。
ここの穴径は少し遊びを設けて10mmにしました。

後は組み立てるだけです、まぁ見れば分かりますよね。
ベースのソーホース自体は差し込んでネジ釘留めし、
横向きの受けも1×4で挟み込んで上の穴はバネワッシャも使用し、しっかり留めます。
下の穴はノブスターを使って手で外せるように。

これで完成。

完成したものは
・最低 / 810mm
・最高 / 1065mm
となってます。
筋交いがなく四角形状での高さ調整だから平行四辺形にもなってしまいますが、
ノブをしっかり締め込めばグラグラではなく、乗っかる材料の重さで変形するわけでもないので
むしろ微調整が出来ると考えています。

完成してから気づいたんですが、高さ調整用の穴のうち上3つは意味がなくて飾りになってしまってます^^;

前回ソーホースブラケットを買いすぎたから、これを作っただけなので
今のところ使い道は、テーブルソー、ルーターテーブルでの作業でのアウトフィードテーブルのような使い方ぐらいにしかなっていませんが、それでもやっぱり有ると作業が楽になりますね。
いっそもう1つ作ってしまっても良いかもしれません。

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ルーターテーブル プチ改良

ルーターテーブルを ほんの少しだけ改良しました。

5分も掛からない簡単改良です。
元ネタはどこで見たっけ・・・?
元ネタ発見しました。
こちらの「Woodsmith Tips Quick Iinsert Leveling」です。

インサートプレートと盤面を合わせるのにイモネジを使ってたんですが、
イモネジ間がやっぱり気になってました。
これを解消しようと思い
用意したのは「グルーガン」と「1mm厚のアクリル板」です。
グルーガンは前から持ってて、ダイソーの300円の値札が付いてました。
グルースティックも10本入り?20本入り?で100円だし
持ってたら役に立ちますね。

で、さっそくインサートプレートを外し、イモネジも回収。
使ってるのは手製のルーターテーブルですので、
インサートプレート受けの部分はパーティクルボードの地が見えてます。
ここにグルーが付くとメンテナンス等で外せなくなるかも知れないと考えて、
1mm厚のアクリル板を嵌め、その上からグルーを盛ります。

グルーが冷えて固まらないうちにインサートプレートを嵌めこみ
テーブル盤面とインサートプレートがツライチになるように直定規等のストレートエッジ状の物で押さえれば完成。

1回で全周をしたかったんですが、
インサートプレートの嵌め込み具合がきつかったりしてスムーズに進まずグルーが冷えるので、
対辺のみを最初に入れ、2回目で完成させました。

ルーターテーブルのインサートプレート改良
シミのように広がっているのがグルーです。
押さえられて調度良い厚さで固まってますから、安定してます。
グルーなので接着効果もあり、ガタツキも当然なくなります。

これで更に安定した作業が出来るようになりました。

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食器棚製作 (2)

前回はこちら「食器棚製作 (1)」

前回、自動カンナに通したのは棚部分や天板部分といった一部の所だけでした。
その残りは1×4材を基本的にはそのままの大きさで使うつもりです。

食器棚製作 03 粗研磨
そうは言ってもそのままではザラザラなので、とりあえず荒研磨を掛けてます。
持ってる電動サンダーは古い機種を戴いた物なので、
吸塵なんて付いてません。
辺り一面に粉塵を撒き散らす憎いやつ(ホントに憎い ̄- ̄#)
こいつは工具紹介シリーズでも出さないで、そのうち買い替えてやるって心に決めました。

でも、元気に動いてるので研磨は綺麗に出来ました。

食器棚製作 04 丸面ビット加工1
研磨した後、角を丸面ビットで整えました。
時間がないよ~って思いながらガァ~~と全部やっつけ。
これが後々の失敗に繋がるとは。。。
時間ないって焦ったらこうなるって失敗談ですが、それは後でまた。

食器棚製作 05 丸面ビット加工2
因みにルーターテーブルフェンスの微動装置はまだ決まりきってません。
フェンス裏にチラって見えている黒いノブは試作を取り付けたもの。
悪くはないけど使えない場面が多くて不採用なんですが、それを考える時間もないままバタバタと棚の製作に掛かってます。

とりあえず勢いよくやってたんですが、途中で何か違和感が。
食器棚製作 06 集塵不調
これは自作サイクロン集じん機ですが、調子よくゴミが回ってます。

・・・回りすぎてます?

なんか・・・量が・・・

食器棚製作 07 集塵オーバー
開けてみてビックリ。
完全にオーバーフローしちゃってます あぁ~あ・・・。

自動、手押しカンナの時はこいつには繋いでなかったんですけどこんなになるまで放っておいたとは我ながら呆れますね。

慌ててゴミ捨てして、
集じん機本体もフタ開けてみるとやっぱり本体まで流れてました。
それを片付けてたらイイお時間に。

と言うことで、今日もここまで。
進んでるような進んでないような。
焦ってます。

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作業台兼ルーターテーブルソー(6)

そろそろ大詰めです。
今回もフェンス作りの続きから

L字型にフェンスが接着できて、直角もバッチリ。
で、順番が逆だったなぁと思いながら
スライドフェンスを横移動出来きつつ固定するためのTスロットナット用の穴を開けました。

11 ルーターテーブル フェンス製作 スライドフェンス取付
穴を開けたら、さっそくスライドフェンスを取り付けて確認。
そういえば前に書いたエントリーの中では片面にしか溝を切ってなかったですね。
完成状態のこの写真見れば分かりますが、
裏面にフェンス本体をスライドするためのTスロット溝、
それから前面にもフェザーボード等を取り付けるためのTスロット溝を設けてます。

12 ルーターテーブル フェンス製作 裏側
裏側から見たところ。
スライドフェンス1枚につき2本で計4本のノブが見えてます。

このままの状態ではフェンスの直角が狂うので
補強用に両端と中央の長穴を挟むように直角三角の補強材を接着しました。

13 ルーターテーブル フェンス製作 吸塵ポート
中央部分の三角には吸塵ポートを設けます。
MDFの端材で蓋をして、中心に吸塵ホースの接続口を差し込みました。
こいつは特に固定してません。
先が広がる円錐状の先をしているので、根本部分の径と同サイズの穴を開けて押し込んだら引っかかってくれるので完成。
あと、画像でも見えると思いますが、蓋のMDFは完全に塞ぎきらずに下部を空かしています。
フェンス前面を材料が通って長穴を塞いだ時にも最低限の空気取り入れ口が必要だろうと思ってです。

あとは微動調節ですが、、、いい案が浮かばない。。。どうしよう??

~続く~

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作業台兼ルーターテーブルソー(5)

前回の続き

今度はフェンス本体の作成。
材料は厚さ15mmのMDFを使用します。
前回のスライドフェンス部分も同じ厚みです。

長さはテーブルの奥行きから考えて650mmとすることにして、
フェンス面を650x150mm
ベース面を650x140mm
ってサイズのMDFパネルを計2枚用意しました。

それをL字型に組んでフェンス本体とします。

08 ルーターテーブル フェンス製作 ビスケット接合
L字に組むのは、ビスケット接合で組みました。

09 ルーターテーブル フェンス製作 中央の穴
前後しますが、
ビスケット用のスロットを開けるときに中央部分に
ビットがくぐれるだけの縦長の穴を開け、フェンスの裏側と、ベースの上部の縁を丸面ビットで加工してあります。

10 ルーターテーブル フェンス製作 直角で接着
下準備の出来たフェンスを接着します。
直角をシビアに調整して、むりやり完全スコヤもクランプしてしまいました。

~続く~

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作業台兼ルーターテーブルソー(4)

前回が「作業台兼テーブルソー(3) 改メ 「作業台兼ルーターテーブルソー」」って事で
今回からタイトルが少し変わってますが続編って事で「4」が付いてます。

最初に前回の最後で文章だけで書いた高さ調整の事。
下の写真でカド部分に見えてますね。
ホーローセット(イモネジ)を使って調整。アクリルにタップ立てても結構綺麗にネジが切れました。
ただ、ネジの下がMDFなので上から押すと凹んでしまって高さ調整が意味を成さなかったので、薄いアクリルを敷きこんでからのホーローセットです。

06 ルーターテーブル 使用 幅決め
で、ルーターテーブルを作成して最初にやったのがフェンス作り。

写真は板の幅決めしてるところ
おおまかに幅を揃えたMDFパネルをビットとフェンスの間を通してます。

通す向きは、写真で言うと奥から手前、フェンスの左から右。
ルーターテーブルとしては余り見かけない通し方?
少なくとも僕は紹介されているのは数回しか見かけてない。
手前と奥のフェンスの出具合を微調整してジョインター使いする方法もありますが、そんな調整も不要で、ストレートフェンスとビットさえあれば直ぐ出来るのが良いところ。
多少の条件はあります。
ビットの刃長までってのが制限になるのと、ビットで材料の側面を削る時のみに有効。
材料の中を通すような使い方には危険です、タブン。
少なくともフェンスから離れていこうとするので、ビット側に寄って行って真っ直ぐにはならないはず。
それと、逆向きに通すと側面だろうが 材料がすっ飛んでいくので超危険!
回転方向考えてみたら分かると思います。

で、この方法で2枚分のMDFパネルを揃えました。

07 ルーターテーブル フェンス製作 Tスロット
今度はフェンスの位置を変え、通す方向も右から左へ。

最初にストレートビットで溝のセンター部分を欠いて、そのあと写真のようにTスロットビットを使用。
これは基本通り、抵抗少なくして削ろうねってやつ。

で、2枚の同じ幅のMDFパネルにTスロットを作ったものが
フェンスに装着するスライドフェンス部分です。

~続く~

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作業台兼テーブルソー(3) 改メ 「作業台兼ルーターテーブルソー」

自作作業台オプションってタイトルで独り言を書いた後ですが、
前回の記事の通りDWP611用のベースプレートを作ってました。

前回完成したのが
四角と円形のベースプレート。
これらを使って作業台兼テーブルソーにルーターテーブル機能を追加します。

01 ルーターテーブル製作 計測
まずは四角ベースプレートに合わせて計算した値で墨線

02 ルーターテーブル製作 外周を決めて
ここで外周の枠をガイドにルーターを走らせて掘り込んでいくんですが、
前回作った円形ベースプレートが活躍。
どちら向いても中心のビットまでの距離が一定なので安心して作業ができます。

03 ルーターテーブル製作 9mmの掘り込み
掘り込みの深さは8mmのアクリルプレートを使用したので、
今回は9mmの掘り込み。

次の作業は
写真にも少し写ってますが、最初の外周の枠は触らずに
その内側に12mmや20mm厚の材料を挟みます。
この厚さ分でベースプレートを受けるのです。

予定では20mmずつだったんですけど、ベースプレートにセットした本体の余白(?)を改めて測ると
20mmだと収まらないってことに。。。
急遽立てて12mm厚にして凌ぎました^^;

04 ルーターテーブル製作 内側を掘り抜く
で、今度は完全に掘り抜き。このまま徐々にビットを出して行って
都合5周くらいで穴を開けました。

05 ルーターテーブル製作 完成
完成した穴に固定ベースを付けた四角のベースプレートをはめ込み完成!

あ・・・写真では付いてませんが、
このあと8mmのアクリルプレートに対して9mmの掘り込みなので約1mm分の高さ調整をしてます!

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